01.買付へ
福岡から空路12時間イタリアへ。レンタカーに乗換え視察、買付へと向かう。
世界のデザインの発信地であるイタリア。 「最先端のモダンデザインはイタリア家具をみれば分かる」と言われるほどで、その洗練されたデザインは世界の憧れの的。自由な発想から生みだされる大胆なデザイン。余計なものを徹底してそぎ落とすことで手に入る研ぎ澄まされたライン。これらの特徴がイタリア家具の優美さや高級感を醸し出す特徴となっている。
福岡から空路12時間イタリアへ。レンタカーに乗換え視察、買付へと向かう。
イタリアのインテリアデザインはヨーロッパの多くの国に影響を与えて古代ローマ様式からルネッサンス期、バロック、ネオクラシック、モダン、ルスティックなどイタリア各地で多彩な家具が制作されている。
移動途中小高い丘の途中にあるブレシア城に立ち寄り改めて歴史の深さを体感する。
中世を思わせるブレシアの街並みを散策しながら抜けていくと重厚なロートアイアンと厚いガラスで造られる個性豊かな照明メーカーの工房が見えてきた。
300年の歴史があると言われるロートアイアン。中世からヨーロッパ全土で重用され様々な生活シーンで使われてきている。工場の中には40〜50年前からずっと動き続けてきた、レトロ感漂う機械が立ち並び、鉄を叩くガンガンという重く甲高い音が近未来の映画を彷彿させる魅力を感じさせる。
真っ平らの鉄板を打ち続けてパーツを造っていき、一つ一つ専門の職人にとって造られたパーツが組み合わされアイアンの照明が形になっていく。
形成されたロートアイアンのフレームに丹念に金箔を何重にも重ね風合いを色付けていく。アイアンの重厚さとは対をなす女性ならではの柔らかな感性が重なりあって柔らかな輝きを放つ。
多くの職人の手を経て出来上がった照明は、お部屋を美しく照らしだす。機能としてモノを照らす以外に、あたたかな光は落ち着きをもたらしてくれる気がする。意匠だけでなく、五感に響く灯に触れることができるのだ。
北イタリア北西部の街、ジェノバ。地中海を望むリヴィエラ海岸にはパステルカラーで彩られた家々が立ち並びヨーロッパのバカンス地として愛されている。ジェノバの街の一角でにあるソファメーカーを訪ねてみた。
工場内に入ると染色された沢山の革が。オーダーに応じてソファへと創りあげていく。
厚革のどっしりした牛一頭分の革を広げてみると、アニリン染めで染色された、しっとりした味わい深い手触り。革一枚一枚に表情がありソファになるとどんな表情を見せてくれるのか期待が膨らむ。
厚革を重ね合わせても縫製できるミシンを熟練の職人が丁寧に縫い合わていく。
3人掛のソファを1点仕上げるのに3〜4頭分もの革を使用。独特の沈み込みと適度な位置でのホールドは最高級の座り心地を体感できる。完成したソファは細部にまで熟慮し尽くされた素材を使い、使うにつれ味わい深い雰囲気を演出してくれる。
もちろん見た目の部分だけではなく熟慮し尽くされた構造もポイントだ。選りすぐられた高いクオリティのウレタンチップとスプリング。モノとして間違いなく、安心して永くお使いいだける商品を創りだしている。
世界のデザインの発信地であるイタリア。「最先端のモダンデザインはイタリア家具をみれば分かる」と言われるほどで、その洗練されたデザインは世界の憧れの的。自由な発想から生みだされる大胆なデザイン。余計なものを徹底してそぎ落とすことで手に入る研ぎ澄まされたライン。これらの特徴がイタリア家具の優美さや高級感を醸し出す特徴となっている。
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